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経済学部講義「国際関係概論」にて、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員の峯村健司氏が登壇

 長崎大学経済学部では、新入生向けに、グローバル人材の育成を目的として「国際関係概論」を開講しています。グローバル社会で活躍するには何が必要なのか。政府機関、民間企業、NGOなど、国際舞台の第一線で活躍されている方々が講師を務める全15回の講義です。

 6月7日(金)には、キヤノングローバル戦略研究所の峯村健司主任研究員(元朝日新聞編集委員)が登壇し、「現場から見えた国際政治 ジャーナリズムの実態と実践」と題して講義を行いました。
 峯村氏はまず、そもそもジャーナリズムや調査報道とは何か、また、その社会における役割について、自身が新聞記者としてスクープしたLINE問題などを例に挙げて論じました。さらに、信憑性を確認しながら重要な情報を収集する方法について、中国やアメリカでの海外特派員としての経験を交えながら解説しました。

講義を行う峯村健司氏

 講義の最後には、ジャーナリズムが岐路に立っている現状についても触れ、テレビや新聞などのマスメディアに接する人の減少とマスメディア不信の高まりについて、説明をしました。

 講義終盤の質疑応答では多くの学生が積極的に質問し、講義終了後も会場を変えて峯村氏を囲んで聞く場を急遽設けました。学生たちは、海外での取材経験から得た教訓やジャーナリズムの独立性、資金源の問題などについて、授業の内容を深掘りする質問を通じて、ジャーナリズムや国際情勢に対する理解を深めました。 

以下は受講した各学生の感想です。
「今日の授業で印象に残ったのは、LINE問題です。普段利用しているアプリが中国や韓国に業務委託していることを初めて知り、情報が漏れる可能性に驚きました。さらに、日本政府の多くの機関や自衛隊もLINEを使用しているため、国の情報が海外に漏れる危険性があると知り、危機感を覚えました。このような重要な情報がリアルタイムで伝わってこなかったことも反省し、もっと情報収集を心がけたいと思いました。」

「ジャーナリストが記事の情報を多くの方法で収集し、時間と手間をかけていることが分かりました。特に海外特派員が外国に派遣されて情報を収集する方法は大変だと感じました。このようにして収集された膨大な情報に基づいて報道が行われていることを改めて実感しました。すべての情報を鵜呑みにせず、自分で考え、本当に必要なものを見極める力を養いたいと思います。」

講義後に別室で学生からの質問に答える峯村氏と、熱心に耳を傾ける学生の様子


(本講義は、経済学部後援会による支援を受けて開講しています。)