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  • 教育?研究

経済学部講義「国際関係概論」にて、国連開発計画(UNDP)前駐日代表の近藤哲生氏が登壇

 長崎大学経済学部では、入学後間もない新入生向けに、グローバル人材の育成を目的として「国際関係概論」を開講しています。グローバル社会で活躍するには何が必要なのか。政府機関、民間企業、NGOなど、国際舞台の第一線で活躍されている方々が講師を務める全15回の講義です。

 5月31日(金)の講義では、国連開発計画(UNDP)前駐日代表の近藤哲生氏が登壇しました。近藤氏は「平和と持続可能な開発の相互関連性と国連の役割の変容」と題して講義を行い、主に以下の2点を論じました。 まず、近藤氏は自身の来歴を紹介しつつ、UNDPが国際社会で果たしている役割を説明しました。次に、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)について解説し、その達成状況が芳しくないこと、SDGsの17の目標間で両立が困難な場合があることなど、SDGsの抱える課題を論じました。さらに紛争や貧困に苦しむチャドでのUNDPカントリー?ダイレクターとしての経験なども踏まえ、女性の活躍が社会にとって重要な鍵であること、国連および国際社会で活躍するためにはリーダーシップやコミュニケーション力が求められることを強調し、学生を激励しました。

講義を行う近藤哲生氏

 講義の終盤および終了後も、多くの学生が質問を行いました。女性活躍や再生エネルギー移行の実現可能性、国連職員というキャリアパスに関する質問など、学生たちは自身と国際社会の将来について、考えるヒントを得ていました。

以下は受講した各学生の感想です。
「近藤哲生先生の今回の講義の内容を通して、国際舞台での日本の役割とUNDPの重要性、そして持続可能な発展のための国際社会の努力について深く理解できました。国際政治と国際協力の重要性を改めて思い起こさせるお話でした。」

「近藤先生が現地の人々と直接会うことで使命を見出し、そのやりがいとモチベーションを維持しているというお話しを聞き、挑戦することの重要性を再認識しました。」

「講義の中で特に印象に残ったのは、『一度人権侵害や殺人、戦争が行われると、それらが収束しても被害者は忘れることはない』という言葉です。平和な世界を築くために、過去の出来事と上手に向き合うことが大切だと感じました。」

講義中の質問に対し、近藤氏が学生のそばで説明している様子


(本講義は、経済学部後援会による支援を受けて開講しています。)